下肢静脈瘤

40歳以上の女性に多く見られる下肢静脈瘤は、出産経験がある女性の2人1人が発症するともいわれています。
足のだるさやむくみといった症状が見られ、中には外科的治療が必要な場合があることも。
当院では、入院手術はもちろん、日帰り手術も行っています。
症状に心当たりがある方は、ご遠慮なくご相談ください。

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤とは、足の静脈の逆流防止弁が緩み、妊娠・立ち仕事などが誘因となって血流が逆流し、皮下の静脈(血管)が太くなることで、こぶ状・蛇行状に浮き出て見えるようになった状態をいいます。

足のだるさ・むくみ(朝より夕方がひどい)などの症状が出現し、放置すると皮膚の色素沈着や潰瘍を形成します。
また、血栓ができて痛みを伴うこともあります。

ただし、良性の病気ですが、自然に治ることはありません。
だるい・むくむといった症状だけでなく、足にできたコブが目立ってくると見た目が気になって、普段通りの生活が送れないという方は少なくありません。

下肢静脈瘤の手術では、原因となる血管を抜去し、血管のコブを摘出します。
現在では手術技術も進歩し、局所麻酔での手術が可能となったため、日帰りで行えるようになり、手術直後から歩行が可能です。
(下肢静脈瘤の診察は予約制(土曜日)となっております)

下肢静脈瘤になりやすい人・原因

本来、足の静脈は、足の血液を心臓に向けて流しています。
通常であれば、静脈には逆流防止の弁があり、逆流しないようになっているのです。
しかし、足の表面の近くを通る静脈の弁の働きが悪くなると、血液が本来とは反対方向に流れてしまい、足に溜まってくることに。
この状態が下肢静脈瘤です。

皮膚の表面から見えるボコボコと浮き上がっているコブは、流れが悪くなって静脈の中に血液がたまっている状態です。
原因としては、長時間の立ち仕事、生活習慣、妊娠、遺伝的素因があり、年齢とともに増加傾向にあります。

下肢静脈瘤になりやすい人

  • 妊娠・出産を経験された方
  • 立ち仕事に従事する方
  • 中高年齢層の女性の方
  • 下肢静脈瘤にり患した身内がいる方
  • 肥満気味の方

下肢静脈瘤の種類

下肢静脈瘤には、コブ状のものや網目状のものといった症状があり、大きく2つのタイプに分類できます。

伏在(ふくざい)型静脈瘤

伏在静脈の弁がこわれ、血液が逆流し太くなっているのが、伏在型静脈瘤です。
血管がボコボコとこぶになっている静脈瘤です。
なかでも足の付け根にある静脈の弁が機能しなくなることで、ひざの内側を中心に静脈瘤の症状が現れる「大伏在静脈瘤」を発症する方が多くいます。
「側枝(そくし)静脈瘤」といって伏在静脈の枝の部分が拡張したもので、やや細いタイプの静脈瘤もあります。

クモの巣状静脈瘤、網目状静脈瘤

血管が浮き出たり、内出血のようになったりする静脈瘤です。
このような静脈瘤は、不具合を起こすことはなく、経過観察となります。
見た目が気になる方は硬化療法で目立たなくすることも可能です。

伏在(ふくざい)型静脈瘤

伏在(ふくざい)型静脈瘤

 クモの巣状静脈瘤、網目状静脈瘤

 クモの巣状静脈瘤、網目状静脈瘤

下肢静脈瘤の症状

初期は足にボコボコとしたこぶがあるだけで生活に支障はありませんが、足に血液がたまってくるので、重だるくなったり、むくみが出たりします。
夜にふくらはぎがつる(こむらがえり)のも症状の一つです。
さらに進行すると、皮膚の血液の流れが悪くなり、かゆくなったり色が黒ずんだりしていきます。
皮膚がやぶけて潰瘍(かいよう)をつくることもあります。

下肢静脈瘤の治療

初診時(毎週土曜、予約制)に、超音波検査で逆流部位の状態や静脈瘤の分布を調べます。
そのうえで、手術が必要となった場合は、血液検査、心電図、レントゲンなどの術前検査を行います。

下肢静脈瘤は、生命にかかわることはまずありませんので、絶対に手術を受けなければならないということはありません。
しかし、自然に治ることはありませんし、ゆっくりと病状は進行していきます。

静脈瘤が進行し、ひどくなってから手術するよりは、ある程度早い段階で手術する方が摘出する静脈は少ないし、傷も少なくて済みます。
すでに症状が強い方、立ち仕事の方などは早めの治療が大切です。

当院で行う下肢静脈瘤の主な治療は下記のとおりです。

弾性ストッキングの着用

足を圧迫することで、血液の逆流を減少させえることで、静脈瘤の進行を抑え予防する効果があります。

治癒させる効果はありませんので、軽症で手術の必要性のない方、手術後の再発予防、早期回復に良い効果があります。

硬化療法

血管の硬化剤(ポリドカスクレロール)を静脈瘤内に注射し、固める治療法です。
大きな静脈瘤には不向きです。

手術に比べ、再発する可能性が高くなります。
費用は、健康保険3割負担の患者さまで、約6,000円です。

ストリッピング術(静脈抜去術)

逆流を起こしている伏在静脈の根元を縛り、大腿部の静脈を抜去します。
局所麻酔と静脈麻酔を併用しますので、術後はすぐに歩行が可能です。

手術の利点は、レーザー治療に比べ治療効果が長続きし、再発が少ないことです。
若い方、立ち仕事の方、ほかの重篤な病気のない方におすすめしています。

当院では、下肢静脈瘤の日帰り手術が可能です

また当院では、入院手術だけでなく日帰り手術もできるので、仕事でお休みが取りにくい方、ご自宅のほうが落ち着いて休むことができる方におすすめです。
術前には不安がないように病状、手術に関して詳しくご説明しますので安心して治療を受けてください。

日帰り手術の流れ

ストリッピング術の手術時間は、片足で60分程度です。

全身麻酔(予測脳内薬剤濃度をコンピュータ制御するTCIシステムによる静脈麻酔)で眠っていただき、局所麻酔を追加して手術を行いますので手術中に痛みはなく、目が覚めた時には手術が終わっています。
手術室からご自身で歩いて病室まで戻れます。

この麻酔方法だと、麻酔の醒めが早いため、術後約2時間程度で帰宅できます。
傷は抜糸しなくていいように縫合しますので、翌日から入浴が可能です。
付け替えも不要です。
1週間後に診察に来ていただきます。

※御希望の方は入院治療も可能です。

※バイアスピリン、ワーファリン、プラビックスなど、血液をサラサラにする薬を内服中の方も基本的に中止せずに手術可能です。
認知症などで入院が難しい方も日帰りで治療が可能です。

下肢静脈瘤の手術費用

手術費用は健康保険3割負担の患者さまで、日帰り手術の場合、片足:約6万円、両足:約10万円です。

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