「再検査」「要精密検査」と言われてしまったら…
毎年受ける健康診断で、「再検査」「要精密検査」と言われてしまった経験はありませんか?どちらも決して珍しいことではありませんが、日々の忙しさからそのまま受診を忘れてしまうこともあるでしょう。
健康診断の目的は、体の状態を細かく調べることよりも「リスクの高い状態を見つけること」が重要であるため、「再検査」「要精密検査」といった結果が出たとしても、専門医が調べると大丈夫だったというケースもあります。ただし、健康診断の結果をそのまま放置しておくことなく、きちんと再検査等を受けることで自分の健康状態を把握しておけば、将来的に大きな病気になる・ならないに違いが出てきます。
健康診断の判定の意味
健康診断の結果は、「異常なし」「要経過観察」「要精密検査」「要治療」などがあり、それぞれの意味は以下の通りです。
●異常なし
検査の結果が正常範囲内であることが示されていますので、心配する必要はありません。
●要経過観察・要再検査
正常範囲内ではないものの、緊急性はないため数ヶ月後もしくは1年後に再度検査を受ければ良いということです。ただし、さらに悪くなることがないよう、生活習慣などには気を使い、改善できるところはどんどん治していきましょう。なお、異常値が出たとしても慌てるほどではありません。落ち着いて、かかりつけ医や近所の病院・クリニック等に相談しましょう。
●要精密検査
この判断が出た場合、さらに詳しく検査をする必要があるため、かかりつけ医や病院を受診して検査を受けましょう。病気が決まったわけではなく異常がない可能性はあるものの、健康診断だけでは病気の有無は特定できませんので、受診を忘れないようにしてください。
●要治療
この判断がされた場合、健康診断の時点ですでに治療が必要な値が見つかっているので、必ず受診しましょう。
診断結果の見方は?
ここでは、健康診断の検査項目の一部を簡単に解説します。
●血圧
最高血圧もしくは最低血圧の数値どちらかが正常範囲を越えると、「高血圧」と判定されます。高血圧の状態が続くと、それだけ血管に負担がかかっているということなので、動脈硬化や脳出血などの発症リスクが高まります。
●メタボリックシンドローム(メタボ)
血糖値、血圧、脂質の数値と腹囲によって判定します。生活習慣病が高まるリスクであったり、心筋梗塞や脳梗塞などになる恐れもあるため、診断によっては早急に対処することが必要です。
●コレステロール
血液中のコレステロール値を測り、動脈硬化のリスクがあるかどうかを判定します。コレステロールには「善玉」「悪玉」があるので、それぞれのバランスが重要となります。
●血糖値
血液中のブドウ糖の量を測定し、糖尿病のリスクを判断します。糖尿病になると、常に血糖値が高い状態になるため血管に負担がかかり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。さらに進行すると、失明や足指の壊死、腎機能障害などになる可能性もあります。
血糖値に異常が指摘されたら、すぐに医師の診察を受けることをオススメします。
●肝機能
健康診断でこの項目に数値が異常が見られたら、早めに医療機関を受診して検査を受けるようにしましょう。肝機能に障害が出ると肝臓への血流が滞り、胃や食道に血液が溜まって静脈瘤になる可能性があります。静脈瘤が破裂すると命が危険に晒される恐れもあるので、早急に受診してください。
他にも検査項目はありますが、基本的には「再検査・要精密検査」という言葉が見られたら受診するようにしてください。
放置しないことが大切
健康診断の結果は、どうしても放置しがちです。深刻な合併症であったり突発的な病気によって倒れてしまうなど不幸なことが起きないよう、しっかりと受診するようにしましょう。
久留米市のかかりつけ医|外科・消化器外科ひろつおなかクリニック
またそけいヘルニアや痔、下肢静脈瘤などの日帰り(短期入院手術)も可能。お仕事が忙しい方や手術をしたことを知られたくない人、入院治療が難しい方も、安心して治療できる環境を整えております。
病院を受診するかどうか迷うようなささいな症状や気になることがあったとき、気軽にクリニックへお越しいただければうれしいです。
■住所
〒830-0046 福岡県久留米市原古賀町27-1
■TEL
0942-39-2228
■アクセス
西鉄大牟田線「西鉄久留米駅」徒歩15分
西鉄大牟田線「花畑駅」徒歩7分
西鉄バス【50番】六反畑バス停下車目の前
■サイト
【オフィシャルサイト】
https://hirotsugeka.info/
【そけいヘルニア手術専門サイト】
https://www.hirotsu-hernia.jp/
【内視鏡専門サイト】
https://naishikyo.hirotsugeka.info/