皆さんは、鼠径ヘルニアという名前を聞いたことはあるでしょうか。
鼠径ヘルニアとは、本来お腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、太ももや脚の付け根など鼠径部から皮膚の下に出てくる病気です。
日本国内で鼠径ヘルニアを患っている患者数は年間15万人ほどと言われています。
この数だけを見ると、多いか少ないかよくわかりませんね。
例えば、盲腸の患者数が6万人ほどと言われていますが、比べてみるとどうでしょうか。
鼠径ヘルニアは、決して珍しいものではないことが分かっていただけると思います。
足の付け根や股関節周辺に影響が出る病気ということもあり、気になっていても「診てもらうのが恥ずかしい」と、なかなか受診できずにいる方も多いです。
しかし、ヘルニアという病気は、自然に治ることはありません。
ですが、きちんと治療をすることで完治できる病気なので、気になる方は早めにご相談いただくことをおすすめします。
こんな人は鼠径ヘルニアのリスクが高いので気を付けてください！
そして、激しい運動をする方も同様に気を付けていきましょう。
体質や健康面で言うと、便秘症や肥満気味の人、喘息持ちの人、喫煙習慣のある人。
それから、身内に鼠径ヘルニアを患っている（いた）人がいる場合も気を付けるようにしたいですね。
とにかくお腹周りに力を入れることが多いと、鼠径ヘルニアのリスクにつながります。
特に40代以上の弾性は鼠径ヘルニアにかかりやすいと言われているため、健康管理を意識していきましょう。
鼠径ヘルニアには3つの種類があります
鼠径ヘルニアは、どの部分にヘルニアが発生するかで3つの種類に分類されます。
ひとつ目は、外鼠径ヘルニアです。
外鼠径ヘルニアは、足の付け根の上部・外側から膨らんでいくタイプのヘルニアです。
鼠径ヘルニアの中でも、自覚症状が出やすく、ご自身で気づいて受診される方の多くがこの外鼠径ヘルニアを患っています。
外鼠径ヘルニアは、解剖学的な理由から、男性に多く発生する病気と言われています。
ふたつ目は、内鼠径ヘルニアです。
足の付け根の上は外鼠径ヘルニアと同じですが、内鼠径ヘルニアは付け根の内側から膨らみ始めるヘルニアです。
中高年の男性が症状を訴えて来院されるケースが多く見られます。
生活習慣なども大きく関わってきますので、なるべくリスクを減らすことを意識してみてください。
そしてみっつ目が大腿ヘルニアです。
大腿ヘルニアは、鼠径靭帯の下から出てくることが特徴のヘルニアです。
通常の鼠径ヘルニアでは男性患者数が多いですが、大腿ヘルニアは出産を経験した女性に多く見られる傾向があります。
鼠径ヘルニアの自覚症状は？見た目で分かる？
鼠径ヘルニアの初期症状としては、立ち上がったときや、お腹に力を入れたときに、鼠径部に柔らかい腫れや膨らみを感じるというものがあります。
軽度の場合は痛みを感じることがなく、指で上から押すと引っ込んでしまうくらいの膨らみしかないので、受診するほどではないと思われる方も少なくありません。
症状が進んでくると、股の付け根に痛みが生じたり、張った感じがしたり、膨らみに違和感を覚えることも増えてきます。
さらに進行すると、腫れている部分を押しても戻らなくなってきます。
痛みや大きな違和感が無いからといって放置しておくと、大変なリスクを引き起こすケースもあります。
悪化して痛みが強くなったり押しても動かないほど硬くなったりした場合は、腸が脱出口で締め付けられ、血流が途絶えてしまうことで壊死を起こす可能性も考えられます。
そこまで進行、悪化すると激しい腹痛や吐き気、嘔吐といった症状が現れ、最悪の場合、命に関わることもあるため、緊急手術が必要となります。
「ひろつおなかクリニック」の鼠径ヘルニア治療
とは言え、ほかの病気同様、緊急性が無いうちに正しい治療を受けることが大切です。
当院では、鼠径ヘルニアについて研鑽を積み、専門的な知識を持った歯科医師が治療を担当いたします。
初回の診療から手術、術後の経過観察、アフターケアまで一貫して一人の歯科医師が担当しますので、ご安心ください。
患者さんの状況にもよりますが、日帰り手術も行っていますので、お気軽にご相談ください。
医院情報
「ひろつおなかクリニック」は、昭和33年の開院以来、これまで3代にわたって久留米の地域医療に携わっています。
そけいヘルニアの専門医でもある院長は、「新しい医療技術を地域に還元したい」と考え、外科、胃腸科、消化器外科など幅広い診療にも尽力しています。
西鉄大牟田線「西鉄久留米駅」「花畑駅」から徒歩圏内と、アクセスも良好♪
久留米の外科、消化器外科、そけいヘルニアのご相談は、ぜひ『ひろつおなかクリニック』へお越しください。
◆クリニック名
ひろつおなかクリニック
◆所在地
〒830-0046
福岡県久留米市原古賀町27-1
電話番号 0942-39-2228
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