痔瘻とは、肛門の周囲が細菌感染によって炎症を起こし、可能を繰り返す病気です。
おしりに膿を出す「ろう管」という道すじができることから「あな痔」とも言われています。
他の痔と違い、若年から中年の男性に多い傾向にあり、自然治癒はしないため治療には手術が必要となります。
痛みや発熱を伴うこともあり、日常生活に大きな支障を来すため、痔の中では深刻な症状と言ってもいいでしょう。
痔瘻になりやすい人はこんな人!原因や症状を解説!
また、裂肛の傷から感染して痔瘻につながってしまうケースもあります。
そのため、頻繁に下痢をする人は痔瘻のリスクが高く、注意が必要です。
患者層を見ると男性の方が多いとされていますが、便秘が慢性化して下剤を服用している女性も気を付けましょう。
便秘がちで裂肛を繰り返しているという人も、細菌感染から痔瘻にならないように、清潔な状態を心がけてください。
痔瘻は、ストレスによる免疫低下で発生しやすくなってしまいます。可能な限りストレスを溜めないこと、上手く発散していくことも大切です。
症状としては、痔肛門周辺の腫れに伴う痛み、発熱が特徴です。
痔瘻には大きく分けて4つのタイプがあります
瘻管(膿のトンネル)のできかたは人によって異なりますが、大きく分けて4つのタイプがあります。
Ⅰ型
Ⅰ型は、瘻管が肛門上皮の下にあり、筋肉には影響を与えていないタイプを指します。
裂肛の裂け目に便が付着することから起こるケースが多く、肛門腺とは関係のない場所にできることが特徴的です。
Ⅱ型
Ⅱ型は、おしりを支える2つの筋肉の間に瘻管ができるタイプで、筋間痔瘻とも言われています。
痔瘻の中で最も多いのがこのタイプです。
筋間痔瘻は、膿が溜まるとおしりの皮膚を貫通して膿の出口ができ、そこから膿が排出されるようになります。
しかし、上に伸びる筋肉に沿った瘻管からは膿が排出できないため、痛みや違和感を覚えることがあります。
Ⅲ型
Ⅲ型は、瘻管が外肛門括約筋を越えて伸びていきます。
Ⅱ型の次に多いのがこのタイプで、Ⅱ型同様におしりの皮膚を貫通して膿の出口ができ、そこから膿が排出されるようになります。
Ⅳ型
そしてⅣ型は膿のトンネルが外肛門括約筋の先にある肛門挙筋まで達した状態を言います。
4つのパターンの中では一番症例数が少ないとされています。
手術は、患者様の状態に合わせて一番適した方法で行います
手術の方法は大きく分けて3つあり、患者さんの状態によって必要な手術を行います。
ひとつ目は、切開開放術という方法です。
膿のトンネルを切開して、縫合せずに開放する手術です。
軽度の痔瘻や肛門の後方にある痔瘻は、この方法で治療を行うことが一般的です。
ふたつ目は括約筋温存手術といわれる方法で、切開開放術が難しい場合にはこの方法を用いることがあります。
重度の痔瘻を改善するための手術で、瘻管をくりぬいて切除したあと、細菌の入り口を縫合します。
みっつ目はシートン法といわれる手術方法です。
瘻管の入口と出口を糸やゴムで絞って切開する方法で、肛門括約筋へのダメージが少ないといわれています。
他の痔と違い、痔瘻は保存療法を行えるものではありません。
長引くとからだへの負担も大きくなってしまうので、早めに治療をするようにしましょう。
手術に関して不安なことは、事前に何でもご相談ください
当院は、深刻な内痔核でお悩みの患者さんなど、さまざまなケースに応じて手術にも対応しています。
結紮切除法と言われる手術や、超音波やレーザーを用いた治療など、痔の種類や状態に合わせて適切な治療を提案してまいります。
患者さんは、手術と聞くと不安な気持ちになってしまうかもしれません。
私たちはそんな患者さんのお気持ちにもしっかりと寄り添い、入院中もきちんとサポートを行います。
痔は、悪化すると日常生活にも支障を来してしまいます。
なるべく早く治療を行い、からだへの負担を軽減していきましょうね。
医院情報
「ひろつおなかクリニック」は、昭和33年の開院以来、これまで3代にわたって久留米の地域医療に携わっています。
そけいヘルニアの専門医でもある院長は、「新しい医療技術を地域に還元したい」と考え、外科、胃腸科、消化器外科など幅広い診療にも尽力しています。
西鉄大牟田線「西鉄久留米駅」「花畑駅」から徒歩圏内と、アクセスも良好♪
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◆クリニック名
ひろつおなかクリニック
◆所在地
〒830-0046
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