お尻のトラブルとして抱えている方が多い痔ですが、痔そのものは放置していても命に関わることはなく、初期症状があったとしても我慢できる程度のことが多いため、多くの方は治療を受けられることがありません。今回は「痔になりやすい人とはどんな人か」を解説したいと思います。ご自分に当てはまるかどうかを考えながらご覧ください。
痔になりやすい人の特徴
痔には様々な種類があります。性別や体質、生活習慣によってなりやすい痔の種類は異なりますが、全体的になりやすいのは「いぼ痔」です。いぼ痔になりやすい人は、肛門に負担をかける生活習慣を送る傾向にあります。
- 便秘になりやすい
- 排便時に強くいきむ癖がある
- 長時間座ったまま、立ったままでいることが多い
- 辛いものが好き
- 出産中もしくは出産後の方
など
こういった方は、いぼ痔になりやすいリスクを抱えています。ぜひ、日々の生活習慣などから対策を立てるようにしましょう。また、痔になりやすい人の特徴としては次のようなことが挙げられます。
ストレスが多い方
ストレスは、様々な病気の原因とされています。もちろん、痔にもよくありません。特に、排泄に必要な大腸の運動は自律神経がコントロールしているため、ストレス過多になると自律神経が乱れてしまうことで、大腸の運動がスムーズにならず排便に影響を及ぼします。また、ストレスによって免疫力が低下してしまい、細菌感染を起こす可能性もあります。
香辛料が好きな方
痔になりやすい方の傾向としては、唐辛子や胡椒などの刺激が強く辛いものが好きな方もリスクが高いです。特に、唐辛子は消化されづらくそのまま排泄されてしまうことがあるため、排便時に肛門付近を傷つけてしまい、「いぼ痔」や「切れ痔」になる可能性があります。
同じ姿勢が多い方
近年、痔になる傾向が高い方は同じ姿勢で作業している傾向にあります。特に、立ち仕事や長時間座り続ける仕事していると肛門付近がうっ血して痔を起こすことがありますので、筋肉を動かしたり体を温めたりすることで痔のリスクを抑えることができます。
タバコやお酒を嗜む方
痔になりやすい方の傾向として、タバコを吸う人やお酒を好む人が挙げられます。これは、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮する作用があり、血行不良を招くことが原因であったり、お酒は血行を促しすぎてしまうことで増えすぎた血液を心臓に戻す動きが追いつかず、肛門付近に血液が溜まってしまうことで起こります。
少しでも気になることや悩みがあれば相談を
痔は、決して恥ずかしい病気ではありません。お尻の病気であることからなかなか打ち明けづらかったりするかもしれませんが、放置しておくと入院して手術しなければならないようなことになります。また、痔になりやすいリスクは女性が多く抱えており、当院では患者さんにしっかりと寄り添った対応を意識しています。
ジオン注射とは
当院は、「ジオン注射」を使った治療や手術などの実績が多数ございます。ジオン注射は、内痔核に効果的なものであり、痔に流れ込む血液の量を減らして痔を硬くすることで、粘膜に癒着・固定させる方法です。痔核の痛みを感じない部分に注射するため負担は少なく、入院することになっても期間の短縮が望めます。
放置は一番危険
お尻から血が出たら、全てが「痔」というわけではありません。痔ではなくもっと重大な病気が起こっている可能性があります。できるだけ早く、気づいた時点で医師に相談するようにしましょう。
久留米市のかかりつけ医|外科・消化器外科ひろつおなかクリニック
またそけいヘルニアや痔、下肢静脈瘤などの日帰り(短期入院手術)も可能。お仕事が忙しい方や手術をしたことを知られたくない人、入院治療が難しい方も、安心して治療できる環境を整えております。
病院を受診するかどうか迷うようなささいな症状や気になることがあったとき、気軽にクリニックへお越しいただければうれしいです。
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