外痔核もその一つです。
力仕事をしている人、力を込めるスポーツをしている人に多く見られる外痔核は、肛門の内側にできる内痔核と違い、痛みを感じやすい疾患です。
外痔核は主に肛門の境目である歯状線より外側にできる痔核を指します。
肛門周囲の血流が滞ることで血栓ができて腫れた状態です。
歯状線より内側は直腸粘膜で痛みを感じる神経がありませんが、その外部分は神経が過敏になる箇所でもあり、日常生活でも不便なことがありますので、早めに受診して治療を行うようにしましょう。
外痔核で悩んでいる人必見!外痔核の症状と原因を解説
外痔核は、便秘や下痢といった排便異常をはじめ、アルコールや刺激の強いものを摂りすぎている方、座りっぱなしで過ごしがちな方、冷え性、お腹に力を入れることが多い方に多く見られます。
内痔核と違って目に見える部分に硬いしこりができて、おしりに激しい痛みが生じるため、患者さんが気づきやすい痔の一つでもあります。
「肛門から出血があった」「急におしりが痛くなって、いぼのようなものができた」などの症状を訴えて来院される方が多いです。
外痔核は排便に関係なく出血が起こることがあり、痛みもあるうえに触って分かる部分の疾患ということで、不安に思われる方も多いのではないでしょうか。
症状だけを見ると内痔核より深刻な痔というイメージですが、治療の負担は内痔核より少ないケースもありますのでご安心ください。
外痔核はまずお薬で治療しますが、必要に応じて手術も可能です
外痔核の治療は、まず軟膏などの塗り薬で血栓を小さくしていくことから始めます。
併せて内服薬を使用することで緩和していきますが、最も大切なのは排便習慣や生活習慣の改善です。
また、腫れが引くまでは痛みがあるため、鎮痛剤を用いることもあります。
症状が落ち着くまでには個人差がありますが、一週間ほどで痛みが和らぎ、一ヶ月ほどで腫れが収まるケースが多いので、治療中はアルコールや刺激物を控える生活を心がけてください。
なかなか状態の改善が見られない場合には、必要に応じて血栓の除去手術も行います。
外痔核を改善するためにできるセルフケアをご紹介します
外痔核の治療中は、基本的に生活習慣の改善も併せて行っていくことが必要です。
生活習慣の改善と言っても、専門の施設に通うなどの必要はなく、難しいことはほとんどありません。
まずは毎日しっかりお風呂に入る習慣を付けるようにしてみてください。
患部を清潔に保つことが回復への近道です。
そして、お酒や刺激物が好きな方にとっては少し大変かもしれませんが、治療中はなるべく禁酒、優しいメニューを意識しましょう。
また、痔の多くは排便異常によって引き起こされます。
長い時間トイレで座り込んだり、頑固な便秘を力任せに解消したりしないように気を付けましょう。便秘解消には、食物繊維が豊富な食事がおすすめです。
痔のお悩みは「ひろつおなかクリニック」にご相談ください
痔でお悩みの方の中には、病院で相談することに抵抗がある、ちょっと恥ずかしいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
当院は、そういった方でも気兼ねなく通って症状を改善できるように努めてまいりました。
口頭で説明することに抵抗がある方への配慮として、問診表は詳しい症状やお困りごとをすべて記載いただけるようにしています。
痔の中には、痛みを伴わない軽度のものから、早めに処置をすべきもの、手術が必要なものまでいろいろなケースがあります。
まずはお気軽にご相談いただき、その方に合わせた治療を一緒に考えていきたいと思います。
定期検診のついでや、他の症状での通院のついででも構いません。
痔でお困りの際には、ぜひ一度お話をお聞かせください。
医院情報
「ひろつおなかクリニック」は、昭和33年の開院以来、これまで3代にわたって久留米の地域医療に携わっています。
そけいヘルニアの専門医でもある院長は、「新しい医療技術を地域に還元したい」と考え、外科、胃腸科、消化器外科など幅広い診療にも尽力しています。
西鉄大牟田線「西鉄久留米駅」「花畑駅」から徒歩圏内と、アクセスも良好♪
久留米の外科、消化器外科、そけいヘルニアのご相談は、ぜひ『ひろつおなかクリニック』へお越しください。
◆クリニック名
ひろつおなかクリニック
◆所在地
〒830-0046
福岡県久留米市原古賀町27-1
電話番号 0942-39-2228
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