脂質異常症とは?
初期症状はありませんが、動脈硬化などを起こす場合があるため、定期的な健康診断を受けて常に自分の状態を知っておくことが大切です。
脂質異常症の原因は?
脂質異常症の原因には様々なものがあります。主な原因としては、食習慣や運動不足、肥満、他の病気や薬の影響と言われることが多いです。また、遺伝的要素や体質によって脂質異常症になる人もいます。
また、脂質異常症は「原発性」と「続発性」によって分類されることがあります。「原版性」は、生活習慣の乱れや遺伝的な要因で起こるものです。特に、「家族性高コレステロール血症」は原発性の脂質異常症が原因です。「続発性」は、ホルモンの分泌異常、他の疾患、薬によって起こるものです。糖尿病や腎臓病、避妊薬の影響などもケースとしてあるため、多くの方が罹る可能性があります。
放っておくとどうなるの?
多くの方は、健康診断で”数値が良くない”と言われても放置してしまうことがあります。これは、初期症状があまり自覚的な症状が現れないためであることがほとんどですが、気がつかないうちに動脈硬化などが進行している場合があるため、絶対に放置しないようにしましょう。
脂質異常症によって起こりやすい病状である「動脈硬化」は、血液の流れが詰まってしまうことで動脈が破裂してしまい、次のような疾患が起こりやすくなります。
- 脳梗塞
- 脳出血
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 大動脈瘤
など
これらの疾患は、命に関わる危険性が高いです。ただし、その根本原因となる脂質異常症や動脈硬化は基本的には自覚症状がないため、日頃から意識的に予防する必要があります。
診断されたらどうする?
脂質異常症と診断されたら、まずは医師と相談して適切な治療を提案してもらうようにしましょう。これまでは”きっと大丈夫だよ、問題ない”と思っていた方ほど、ちゃんと相談することによって命に関わる危険を回避することができます。脂質異常を改善・予防する方法としては、次のようなものがあります。
- 禁煙
- 食生活の見直し
- 運動
- 内臓脂肪を減らす努力
など
これらを継続して行うだけでも効果は現れますが、さらに丁寧な対処を行うには、次のことを意識すると良いでしょう。
①エネルギーを取り過ぎない
食事バランスを考えるにあたっては、エネルギーの摂取量を注意しましょう。
②肉類だけでなく魚介類や大豆製品を増やす
日常生活において、どうしても肉料理を多く食べがちです。しかし、魚介類や大豆製品も意識的に食べることで偏りのない食事が可能となります。
③卵や内臓類注意
LDLコレステロールが高い方は、卵や内臓類の食べ過ぎに注意しましょう。卵は1日1個、内臓類も頻繁に食べないようにするなどが必要です。
④油を使った料理は控えめに
「天ぷら」や「フライ」、「炒め物」や「ドレッシング・マーガリン」などは油が多く使われています。脂質異常症予備軍の方や診断された方は控えるようにしましょう。
全くゼロにする必要はありませんが、医師と相談しながら適切な量を楽しむようにすることで、ストレスなく対処することができます。
焦らず落ち着いた対処を
脂質異常症は、健康診断によって見つかる方が多いです。「なんとかなる」と考えて放置することなく、異常が見つかった時点で早めに対処するようにしましょう。
食生活の改善や運動は急に始めると継続が難しいですが、ハードルを下げて長く続けられるように心がけることで、確実に予防(治療)することは可能です。
当院では、健康診断の結果等から脂質異常症を発見(傾向含む)した場合には、患者様と相談の上で適切な治療等をご提案しています。
お気軽にご相談ください。
久留米市のかかりつけ医|外科・消化器外科ひろつおなかクリニック
またそけいヘルニアや痔、下肢静脈瘤などの日帰り(短期入院手術)も可能。お仕事が忙しい方や手術をしたことを知られたくない人、入院治療が難しい方も、安心して治療できる環境を整えております。
病院を受診するかどうか迷うようなささいな症状や気になることがあったとき、気軽にクリニックへお越しいただければうれしいです。
■住所
〒830-0046 福岡県久留米市原古賀町27-1
■TEL
0942-39-2228
■アクセス
西鉄大牟田線「西鉄久留米駅」徒歩15分
西鉄大牟田線「花畑駅」徒歩7分
西鉄バス【50番】六反畑バス停下車目の前
■サイト
【オフィシャルサイト】
https://hirotsugeka.info/
【そけいヘルニア手術専門サイト】
https://www.hirotsu-hernia.jp/
【内視鏡専門サイト】
https://naishikyo.hirotsugeka.info/