糖尿病とは

糖尿病の診断とタイプについて

糖尿病の診断は、血糖検査によって行います。血糖値は、食前・食後・ストレスの有無で絶えず変化します。1回の検査だけでは判断できないため、確定診断を行うためには違う日に検査を受けることが必要です。

現在、日本人は5〜6人に1人は糖尿病になると言われており、深刻な国民病の一つなのです。

糖尿病の4タイプについて

糖尿病は、原因によって4つのタイプに分類することができます。日本人に圧倒的に多いのは「2型糖尿病」と言われていますが、他にも3つの分類があります。

1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓の”ランゲルハンス島β細胞”が何らかの原因で破壊され、インスリンが分泌されなくなることによって発症します。

2型糖尿病

日本人に一番多いと言われているタイプです。インスリンの分泌不足、働きが悪いといった遺伝的な要因や、過食、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣による要因が発症に大きく影響していると言われています。

特定疾患等に起因するもの

糖尿病は、遺伝子異常や疾患、血糖値に影響を及ぼす薬の使用などにより発症することもあります。

妊娠糖尿病

妊娠中に初めて発症、発見された糖代謝の異常です。糖尿病には至っていませんが、症状は糖尿病と同じようなものです。

糖尿病になる要因と症状

糖尿病は、加齢、食べ過ぎ、運動不足、喫煙、ストレスなどの生活習慣の乱れが主な要因となります。現代の生活は糖尿病の要因となる条件が揃っているため、日々の生活から注意が必要です。なお、糖尿病には遺伝的な要因も関係していることから、身内に糖尿病の人がいる場合には特に注意が必要です。

糖尿病は、初期症状がほとんどありません。「少し血糖値が高い」と感じるくらいでは全く症状のない人が多く、何かしらの症状が現れる頃にはすでにかなり進行している状態であることもあります。

なお、糖尿病の症状は「喉が渇く」「トイレが近くなる」「体が痒い」「だるい」「疲れやすい」「集中できない」「お腹が空く」「食べても痩せる」といったものです。健康診断の結果や日々の生活でこういったことがみられる場合には、早めに医師に相談しましょう。

糖尿病の治療について

糖尿病治療は自己管理が大切

久留米市のかかりつけ医｜外科・消化器外科ひろつおなかクリニック