コラム

子どものそけいヘルニアの原因や治療法

そけいヘルニアとは、おなかの中にあるはずの臓器や腸の一部が足のつけ根の部分の筋膜から皮膚の下に出てくる病気です。脱腸とも呼ばれ、ぽっこりと飛び出すような膨らみが特徴で、初期の場合は押せば元に戻ることも多々あります。

そけいヘルニアは、大人だけでなく子どもにも見られる症状です。
ただし、その原因は大人の場合は後天性、子どもの場合は先天性と違いが見られます。また、大人がそけいヘルニアを発症した場合は、ご自身で気付くことが多いのですが、子ども自身が気付くのはなかなか難しいもの。

そのため、足のつけ根や下っ腹の端あたりがぽこっと膨らんでいる場合は、小児科医に相談してみましょう。

 

 

 

子どものそけいヘルニアの原因は?

お母さんのおなかの中にいる胎児のころ、腹膜の穴は開いた状態になっています。
この穴を通って、赤ちゃんの精巣や卵巣は移動し本来の位置に固定。その後、生まれる前に穴は閉じてしまうのですが、ときに閉じ損なってしまうことがあるのです。
そこへ腸や卵巣などが入り込んでしまいます。これは子どものそけいヘルニアの原因です。

そけいヘルニアと聞くと、男の子の病気と考える方もいて、確かに男の子の発症率は高いのですが、性別に関係なく、女の子にも見ることができる病気です。また決して珍しい病気ではありません。子どもの発症率は100人中25人ほど。クラスに一人程度の割合で見られる病気で、正しく対処すれば恐れることはありません。1歳半検診や3歳検診のときに医師に指摘されることが多いですが、中にはおむつ交換や入浴時に気づかれる方も。泣いておなかに力が入ると、足の付け根が膨らみ気づくこともあります。もし膨らみが現れた場合は、写真で飛び出た部分を記録し、病院を受診する際、医師に見せるようにすると良いでしょう。

 

子どものそけいヘルニアで危険な症状はある?

子どもに限らず、そけいヘルニアで気をつけたいのが「嵌頓(かんとん)」です。
嵌頓とは、脱出した腸が元の位置に戻らなくなること。ぽっこりした膨らみを手で押して戻るうちは良いのですが、押しても戻らなくなった場合、締め付けられた腸の一部に血液が行き渡らなくなり、壊死したり腸閉塞を起こしたりします。

 こうなると、おなかに痛みが生じます。膨らんだ部分が硬くなり、非常に痛がる場合をはじめ、子どもの機嫌が悪い、いつもと違う泣き方をする、おなかが張り嘔吐するといった症状が見られたら、速やかに医師に相談しましょう。

 

子どものそけいヘルニアの治療法や手術について知りたい!

 子どものそけいヘルニアは、ときに自然に治ることもあります。ただし、確率でいうと高いものではありません。
完治するには、ヘルニアの出口をふさぐ手術を受けることになります。嵌頓の症状があれば緊急手術が必要ですが、そうでない場合は担当医と相談して、お子さんの成長期や保育園・幼稚園、学校などのスケジュールに合わせて手術の時期を決めていきます。

子どものそけいヘルニアは、小児外科といった専門科で治療を行います。
ひろつおなかクリニックでは、専門医をご紹介することが可能です。お子さんに気になる症状があれば、ご相談ください。



久留米市のかかりつけ医|外科・消化器外科ひろつおなかクリニック

久留米市のかかりつけ医「ひろつおなかクリニック」は、風邪をはじめとした日常疾患から、生活習慣病の管理、けが・火傷まで、幅広く診察を行っています。
またそけいヘルニアや痔、下肢静脈瘤などの日帰り(短期入院手術)も可能。お仕事が忙しい方や手術をしたことを知られたくない人、入院治療が難しい方も、安心して治療できる環境を整えております。
病院を受診するかどうか迷うようなささいな症状や気になることがあったとき、気軽にクリニックへお越しいただければうれしいです。

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